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夫婦で協力して作り上げた愛着度満点のDIYキャンパー・バン【アストロLT AWD】

おうち時間をフルに有効活用し、趣味と趣味を両立しながら完成!

アウトドア好きなら一度は憧れる、エアストリームに代表されるゴージャスなモーターホーム。しかし、その価格は建売り住宅並みのよう……。ならば、いっそのこと自分の手で自分好みの内装を作ってしまうのはアリかもしれない。そんな発想から、実際に自らの手でアメリカンバンの内装カスタムをおこなったアウトドア趣味人をご紹介しよう。

Toshihisa Matsuda & Chevrolet Astro LT AWD

2019年以降のコロナ禍によって、これまで以上にブーム化した感のあるキャンプとDIY。その両方を同時に楽しじゃおうと、自分好みのキャンパーをDIYで作り上げた人物がここで紹介する松田寿久さんだ。自動車用アクセサリーメーカーに勤め、かつてはキャンプ用品の商品開発も手掛けていたというだけあってキャンプの知識も豊富。そんな彼がベースに選んだのは、95年型シボレー・アストロのAWDモデルだった。

「以前は、マットブラックのホイールにマッドテレーンタイヤを合わせてオーバーランダー風のルーフキャリアを装着したレンジローバーに乗っていました。見た目は満足していたのですが何かと故障が多く、お世話になっているカーショップのローダーにお世話になることが増えてきて……」

そんな折に訪れた『グリッドポイント』というイベントで、オーバーランダー・スタイルのアメリカンバンを見て買い換えを決意した松田さん。

「ショップには雰囲気満点の80年代のダッジ・ラムバンとシボレー・シェビーバンもあって悩みましたが、よく行くキャンプ場で困らないようAWDのアストロに決めました」

購入前から“VAN LIFE”スタイルで内装をカスタムすると決めていた彼は、2020年末にアストロが納車されるとすぐに情報収集を開始。その後2021年5月末までの約半年間、コロナ禍の週末をすべて作業の時間に充て奥さんと協力しながらDIYでアストロの内装を作り上げていく。

「キャンパーといってもシンクやトイレなどが付いている本格的なものじゃないので、工具も含めて必要な材料はほぼホームセンターで入手しました。四季を通じてキャンプと車中泊の両方を気持ち良く楽しめるように断熱材を敷いたり、木材の種類やルーフの生地にはこだわりました。自分たちで楽しみながら作った室内で過ごす時間は、やっぱり格別です。キャンプへ行くのがより楽しみなりました」

奥さんと二人で作り上げたDIYキャンパー・バンで楽しむアウトドアでの休日は、松田さんと奥さんにはかけがえのない時間になっている。

ベースは1995年型アストロLT AWD

トップトリムのLTグレードに用意された2トーンペイントが、アウトドアによく映える。マスクは後期型のコマーシャルタイプに変更され、2列目と3列目のシートを外したのに合わせて1ナンバーの「乗車定員2名」に構造変更している。

道を選ばぬ、頼れる相棒。

タイヤは215/75R15のBFグッドリッチ・オールテレーンT/A k02を履き、ブラックカラーのバセットホイールをセット。AWDモデルならではの質実剛健な足元だ。

DIYで作り上げた至福の空間

訪れた先によってテント泊と車中泊を使い分けるため、ベッドスペースは最小限に抑えられている。奥さんには充分だそうだが、体がはみ出してしまうという松田さんはクーラーボックスを重ねて対応しているそう。キャビンの左サイドに備わる収納シェルフのトップにはタイルが飾られ、お洒落な装いに仕上げられている。

こだわりのキャンプギア

キャンプに精通する松田さんが所有するギア。爆発的人気からずっと品薄状態が続くLEDミニランタンをはじめ、希少性の高いアイテムがズラリ!


DIYキャンパー・アストロはこうやって作り上げられた!

松田さんのキャンパー仕様アストロは、どのような工程でカスタムされたのか。使用した材料や道具などと共に、作業工程をざっくりと解説してもらった。

Text & Photo:Toshihisa Matsuda

工程1 カスタム作業に入る前の下準備

内装パーツを外しまくる。シートやシートベルトを固定しているボルトは、日頃お世話になっているショップでグラインダーを借りて一気にカットしました。

工程2 ルーフ&サイドを地道に板張り

シート上は、憧れているVWウエストファリアっぽくしたかったので、日暮里の生地屋街でそれっぽい生地を購入。ルーフライナーにボンドで装着しました。

ルーフの梁間は、ウレタンフォームを切って嵌めて杉板で押さえ込むを繰り返し、梁にビアスビスで留めていく。毎週末の約4時間、長さを測っては木をジグソーで切ってビスで留める…の繰り返しでした。

リアクォーターガラスはブラックのプラ板で塞ぎ、断熱材を両面テープで貼って杉板で固定。ビスを打つところがない箇所は裏に縦板を入れて共締めます。

工程3 完成が近づき作業がより楽しく!

フロアの凹部分を埋める「根太」を接着剤で貼付。しっかり乾燥させた後、隙間に断熱材を詰め、その上にフロアマットで形どったべニアを敷き詰める。根太のある箇所に紐を張り、そこを狙ってビスでしっかり固定します。

べニア上にホームセンターで購入した接着剤付きの木目調タイルを貼っていく。妻と一緒にタイルの柄や色を選ぶ時間は、楽しかった思い出のひとつです。

キャンプギアが多いので、コンテナボックスやクーラーボックスの天地を考慮してベッドスペースを作成。丈夫な板を使いたかったので2×4材を使用。ここでは、木を直角に固定する治具がすごく便利で重宝しました。


Text:CAR & OUTDOOR
Photo:Shogo Homma


CAR&OUTDOOR vol.02

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