Bless的趣味車ツーリング Vol.17
目に青葉 山不如帰 初鰹 と古人に謳われた季節。
この時期はまた、Bless的趣味車ツーリングの時期でもある。米軍横田基地近くのオートモービルアシストブレスが主催。春と秋、年に2回開催される趣味人達と、その愛車のオールドカー達が集う恒例のイベント。心待ちにしていた趣味人達が今回も五月晴れの下に大集合。皆々ウキウキ顔。少年のように、輝いた顔をしていた。
予定コースは富士山一周。
中央自動車道八王子インターチェンジ近くに集合。ミーティングの後、中央道を河口湖方面に一団は向かう。途中の谷村サービスエリアで休息。珍しいオールドカーの大集団は、外国人観光客の注目の的。お気に入りのクラシックカーと共に記念撮影をしていた。
SAを出発後は、富士山を正面に観て自動車道を快走。青色の深い五月の空に浮かぶ白い雲。その中にそびえ立つ霊峰富士。まるで絵画のような風景のなかを一列で行進。河口湖インターで自動車道を降てからは、富士山を左手に仰ぎ、左周りに富士ミルクランドに向かう。ここで昼食。美味しい食事と美味しい空気でお腹いっぱいになったところで出発。
一路、水ヶ塚公園に向かう。この公園の広い駐車場でもオールドファッション達の集団は注目の的。ここでも観光客がお気に入りのノスタルジックカーと記念撮影をしていた。趣味人達は、富士山をバックに参加者全員の記念撮影。ここでも愛車の自慢話に、あちこちに輪が広がり、会話が弾む。
その後は須走道の駅で休憩。ミーティングをして解散。お疲れ様でした。東名自動車道方面での帰路の趣味人とはここでお別れ。中央自動車道方面の一行は、東富士五湖道路を通り談合坂サービスエリア方面へ。帰路に着く趣味達車の赤のテールランプが、ダークブルーの空の下で輝いている。その赤色の行列は新緑の山々から、遥か天空の天の川へと続いて行くようにも観える。やがてレッドラインの残像は、漆黒の闇に融けて視界から消えて行く。
目には青々と輝く若葉が美しかった。サツキの山々にはホトトギスがさえずって居た。後は、初ガツオで一献傾けるだけ。本日手に入った、しぼりたての限定の原酒で。
富士山をバックに参加者全員の記念撮影。
2018/5/20毎年恒例の「Bless的趣味車ツーリングVol17」の総集編
Text & Photos : TUNERS