主張し過ぎないオトナ仕様の3ピース構造
EDGE&GENUINE
AVANZARE ADESSO VELLFIRE
差が付くデザインであることは、エアロを手掛け続ける専門メーカーとしては当然だが、そこに無理なく、安心して楽しめるという付加価値が備わっているかもブランド選びには重要。決してやりすぎることのなく、細部にもこだわることで見えた、端正な佇まいと高い実用性。純正を立てるべきは立て、主張すべきは主張する。アデッソ流ボディワーク、ここに極まれり。
一体感、という正義。
先代20系エアロもヒットしているアデッソのヴェルファイアは、もっとも人気の高いZグレードをフォーカスしたボディキットとなっている。Zグレードといえばコレである、左右のメッキフォグガーニッシュをストレートに活かすリップスポイラーは、フロントに適度なスピード感を刺激する薄型形状だ。純正バンパー先端部のアーチに沿った、キャラクターラインが活きるフラップ系のスポイラーとなっており、変わりすぎる、大きすぎることを嫌うオトナのユーザーから発売以来、高い支持を集めている。
そんなフロントビューでの大きな見所であり、開発の陣頭指揮を執った小森代表がこだわったポイントのひとつがフロントグリルだ。純正のネッツエンブレムを排除した、いわずもがなのマークレス仕様となるそれは、両端のピラーをシャープに「く」の字に折り曲げたスピンドル風デザインとなっている。
ボンネットから続く自然なラインを意識しつ、張り出すべきは張り出すといった、見る角度によって刺激が増す凹凸の強い3D系デザインとなっているのだ。純正の極太ルーバーグリルからガラッと変わるインパクトの強さは、シンプルに徹したフロントリップスポイラーとはある種、真逆といえるが、その緩急の使い分け付けが、Zフェイスをより印象深いものへとブラッシュアップさせる大きな理由であり、アデッソの大きな見所となっている。
鬼に金棒、30系ヴェルファイアにフラップ系!
アデッソでは、他社に迎合しない独創的な提案もトライされており、それがリアセクションに見られる。バンパーに追加するリアスポイラーは、ディフューザー系と称される底部を立ち上げたようなスポーツライクなデザインが流行となっているが、アデッソではそれを鑑みつつも、あえてセンターパートと両端のサイドスポイラーを別商品として開発した、業界的に見ても極めて珍しい3ピース構成となっているのだ。
フロントに倣いシンプル路線で行くなら、同じフラップ系となるサイドスポイラーのみで、ワンランク上の疾走感を与えるならセンターアンダーディフューザーをそこに追加してと、求めるスタイルに応じアレンジを変えることができる。
しかもそのアンダーディフューザーは、単純に見える部分だけでなく、パーツの一部をしっかりと底部にまで回り込ませる凝りよう。パッと見ただけでは判らないディテールの確かな作り込みも、アデッソの強みといえる。アデッソが20系に続き、30系でも熱く支持されるのは、相応の理由があるのだ。
僅かな違いが大きな差となる薄型系
純正バンパー底に追加するリップは、ちょい足し感覚で楽しめるスマートなフラップ系。厚み僅か30mmとビギナーでも扱いやすい大きさであり、純正フォグガーニッシュをワイドに見せるべく、両端を外に広げている。ボンネットスポイラーは貼り付けるだけ。人気は根強い。
+αの追加技でボディにアクセントを
ボンネットに施されたエアブラシ(サテライトショップでのワンオフ)や、オリジナルのピンストライプは、アクセントを与える上でじつに効果的。
アデッソならではの2品種3分割構造
リアセクションは、両端のサイドスポイラーと、中央のアンダーディフューザーという別パーツを使った3ピースのアレンジ。視線を集めるローマウントLEDは、灯体とマウントがセットになったエアロ専用のオプションだ。
ドア底のカーテシ光をブランドロゴに!
地面にブランドロゴを照射する、純正交換型のLEDカーテシランプも。照射光の角度を自由に調整できるスグレモノで、取り付け簡単。DIYに最適だ。
カスタムメイド対応のレオンハルトの最新3P
フラット気味に伸びるスポークや円周ピアスが目を引くゼーレは、日本を代表する3Pブランドの2016年モデルだ。構造的な長所を活かしたディスクやリム等のカラーカスタムにも対応。マットカーボンやローズゴールドなどの、レアカラーも必見。
魅せるデザインであると同時に、実用性も考慮した安心設計を実践
ボディサイドのアクセントとなるほか、前後スポイラーとのボディバランスを整える意味でもぜひ欲しいサイドスポイラー。エアロボディ専用のため、アルファードSにも装着できる。注目すべきはその装着法であり、ドア開閉にあわせスポイラーも動くため、乗降時に踏みつけて破損する心配がない。
抜群の機動性を誇るエアサスも品質重視
名門ロードストームとコラボしたエアサスは、フロントで11cm、リアで14cmも車高を調整できる万能キット。構成する主要部品を日本製で徹底するなど、品質にこだわった。メーターを純正シフト横に挿入できる、専用アクリルパネル付きだ。タンク等は床下に収納可。
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