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monoART1がエアロレスのシックなアルファードに溶け込む

あえてのいぶし銀ユーロチューナーでセットアップ!

欧州スタイル流儀。A.R.T monoART1
【LAGER CORPORATION】

メルセデスや欧州ハイエンドSUVを手がけてきたA.R.Tが、ここ日本で積極的に展開してきたトヨタ車へのプロジェクト。日独融合と言えるその魅力を象徴するものと言えばホイールだ。世界的にロングヒットとなった看板商品「monoART1」である。今、monoART1は新型アルファードの足もとに自然と収まり、いかにも“アート作品”を貫くA.R.Tらしい美しさを放っていた。

威風堂々としたGクラスや、あるいはエレガントなSクラスを思い浮かべる人は多いだろう。創業者であり今も現役で舵を取るイムレ・アルバ氏の頭文字を取った「A.R.T」は、確かにメルセデス・ベンツ専門チューナーとして活動していた。昨今はメルセデスオンリーという縛りからの発展的脱却を計り、広くプレミアムSUV勢を網羅するブランドへと成長を遂げた。レンジローバーやカイエンなどの新しいアプローチは、世界的に評判のようだ。

彼らは同時に、特にここ日本市場を踏まえた別路線を敷いてきた。レクサスやトヨタなどをターゲットするもので、レクサスLSやランクルなどに対してART哲学を投入してきた。その象徴こそが足もと。およそ15年以 上ものロングセラーを続けるmonoART1ホイールである。もとはメルセデスに組み合わされて世界的大ヒットを飛ばした銘柄だが、インポーターを務めるラガーコーポレーションの協力が手伝い、ここ日本でレクサスやトヨタとのマッチングを実現させたのだった。

そんなmonoART1がこの度、真新しいアルファードに組み合わされた。大柄な車体を支えるのは前後とも8.5J×20インチ。ボディカラーと同じ色調のマットブラックとすることで全体の統一感を強調させた。まるで超一流のアクセサリーのようにキラキラと輝くポリッシュ系も捨てがたいが、敢えて黒一色として、機能的でタフな印象へと導いたコーディネイトはお見事である。

アウトバーンで鍛えられた強さが重量級ボディを難なく受け止める

見るべきはデザインだけではない。車両重量だけで2.2t以上に及ぶ重量級のハイブリッド・エグゼクティブラウンジをきっちり支える剛性がきっちりと確保されている。さすが、よりヘビー級かつ500psを軽く越えるような出力性能を持つメルセデスやハイエンド SUV で、アウトバーンでの300km/hクルージングを約束してきた銘柄である。

さらには積雪地帯の多いドイツならではの性能と言うべきか、防錆性もきっちり確保される。この個体は乗員の快適な移動を突き詰めるかのごとく、ヨコハマ・ブルーアース(前後245/40R20)が組み合わされていたが、19インチ程度にしてウインタータイヤと組み合わせてもよさそうだ。ハイエンドカーに相応しいデザイン性を持ちながらも、価格的敷居の低さも手伝って、臆せず使い倒せる気軽さも含んでいる。ジャパンメイドのアフターホイールブランドが乱立するアル/ヴェル界にあって、思わぬ伏兵の登場である。

前後8.5J×20インチのmonoART1がエアロレスのシックなアルファードに溶け込む。今まで欧州車を引き立ててきた彫刻的な10スポークが、最新のトヨタにここまで似合うから不思議だ。ちなみに取材車両は特注オーダーカラーのマットブラック。

monoART1
SIZE PRICE
19inch×8.5J
19inch×9.5J
20inch×8.5J
20inch×9.5J
21inch×9.0J
21inch×10.0J


メルセデス専門からプレミアムSUV専門へ
A.R.Tが貫く“芸術”。

A.R.T 聖地巡礼

創業者イムレ・アルバ氏の名前を取りイムレ・アルバ・チューニングの意を持つのが「A.R.T」だ。同様にアートの意を含んでおり、文字通りエレガントな造形を与えることを得意としてきた。もともとメルセデス専門チューナーだったが、数年前からプレミアムSUV専門へと発展的成長を遂げた。その流れと並行して日本ではレクサスやトヨタに対するプログラムを展開してきた。ランクルやレクサスLSに関してはホイールの他にボディパーツも存在する。


[問い合わせ]:LAGER CORPORATION
Tel:048-853-2222
www.art-tuning.jp


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