過ぎ去ってみれば雨が多かった、そして台風の通り道がいつもの年とは異なっていたという印象だけが残った、今年の夏。そんな夏も過ぎた9月27日、つくばサーキットには、2JZや13B、RB26等を始めとした52色の一風変った爆音が響き渡っていた。
恒例になったキングバイヤーとガレージRの4回目の合同走行会が開催されたのだ。開催日の天候は曇りで、車には優しかったが、夏の終わりの蒸し暑さがドライバーの頬に多少の汗となって現れてもいた。合同の走行会はクラス別走行。グリップ走行は、初級クラス、中級クラス、上級Aクラス、上級Bクラスの4部門に別れての走行。ドリフト走行は、初級クラスと中・上級クラスの2部門の合計 6クラスでの走行が行われた。
グリップ上級Aクラスで走行したRX-8のK君。「久々のサーキット走行で最初は緊張感バリバリだったが、自分自身のスタンスでの、ノビノビ走行だったので十二分に楽しむことができました。また参加します。」との事。
S15ブルーのシルビアで参加したM君。走った感想はの問いに、へルメットを脱ぎ、汗を拭き拭きしながら、「キングバイヤーのスタッフも親切で、雰囲気も良かったので楽しい一日を過ごせました。ここ数年間無かった喜びを味わいました。またぜひ参加したいと思ってます。」と話していた。
ドリフト仲間達の集団での話題は、「初めてのサーキット走行経験だったので、始めの内はビクビクだったが数回周回することにより慣れてきて十分楽しめました。次回も必ず参加します。」との満足感十分の声。
参加者全員がノートラブル・ノーアクシデントの一日で、サーキット走行を十分に楽しむことができた様だった。ドライバーひとり一人が満足顔で岐路に着いた。そんな走行会だった。一風変った爆音とは、ドライバー達の心の中に響く喜びの爆音でもあったのでは?
Text & Photos : TUNERS