M.BENZ GLA / BMW X1
ALL GROUND SPRINGS
LFTD EURO 03 アゲ/ユーロ
颯爽ワイルドで行こう!
ここ最近、巷でにわかに騒がしくなりつつあるユーロ系SUVカスタム。この2台は、なんの躊躇もなくデイリーユースに使えるクルマでありながらカスタムフレーヴァー満点の、しかも類を見ない目新しいスタイルという人と違ったクルマ好きに向けたストリートオフローダー。ワイルド感際立つリフテッドSUV、その魅力とは?
ユーロSUVがベースのストリートオフローダー
ここ最近にわかに盛り上がりを見せているのがスポーツ系SUVをベースにしたカスタム。本格的なオフロードヴィークルとは違うが、空前のアウトドアブームに沸く世間にとってはコンセプトもタイミングもちょうどいいかぎり。デイリーユースに加えてオフの日は遠出やキャンプも楽しめる、そんなスポーツ系SUV「ストリートオフローダー」は今もっとも注目株なのだ。
ここに紹介する2台はミドルサイズのユーロ系SUVを軽くカスタムして遊んでみました、という好サンプル。共通するキーワードは「リフテッド」だ。タネを明かせば両車とも、偶然にも「オールグラウンド」製のSUV向けリフトアップサスペンションを組んだクルマたち。ペイントやホイールなどに好みの違いがみられるものの、非常にコンセプトの近い遊び方を楽しんでいるカスタムなのだ。
ユーロ系SUVに向けた「オールグラウンド」のサスペンションは、X1用もGLA用もともに約40mmのリフト量が与えられたもの。それによってフェンダーアーチとの距離にも余裕が生まれ、どちらもそこそこのサイズのATタイヤを履いているのがポイントである。
少しだけカスタム色が強いX1の方は、ボディ全体をカモフラージュ柄でカバーしているほか、内蔵するスピーカーから擬似エグゾーストサウンドを発するサブマフラー的なシステムを装着。そんなまさに現代的オフロードカスタムの体現というべき2台から今後のトレンドを感じ取ってほしい。
BMW X1
「遊びゴコロ」満載のボディ・モッズ
ユーロ系、しかもBMWをカモフラージュに仕立てようとは、なんとも大胆不敵な遊びゴコロ。アドベンチャーツアラー感の演出はTHULEのルーフトップで。
足元は北米ブランドで統一
通好みなBLACK RHINOに225/65-17サイズのBFグッドリッチ、とUSブランド指向なノリも感じる足元は収まり具合も絶妙。
変幻自在のエグゾーストサウンド
擬似エグゾーストサウンドを演出できるコードファントムEXを追加、その音はV8エンジンなどのデータをスマホ制御で選べるのだとか。
M.BENZ GLA
ストック感を踏襲したパーツセレクト
2017年モデルのGLA250は、さすがにボディはストックながら全体のプロポーションは存分に配慮した感がヒシヒシ。タイヤのバランスとキャリアの雰囲気が絶妙だ。
オフ系リムに「品格」をプラス
こちらもSOLID製リムにアメリカで人気のTOYOと足元のセンスはUS向き。センターキャップにはベンツを残すことで品格を保つ。
カモ柄でイメージアップ
実はこのGLAも室内のダッシュボードをカモフラージュでカバー済み。近い将来、さらにエスカレートしてくれることに期待。
BMW X1
Specifications
●EXTERIOR
・バンパーガード&LEDライト
・PACKLINE ルーフボックス
・Thule ルーフキャリア●TUNING
・ALL GROUND SPRINGS リフトアップスプリング
・BREX コードファントムEX
・3D DESIGN ブースターチップ Ver.3●WHEEL/TIRE
・BLACK RHINO・チェイス(17×8.0)
・BF GoodrichオールテレーンT/A KO2(225/65-17)
M.BENZ GLA
Specifications
●EXTERIOR
・Thule ルーフキャリア&バスケット
・パナメリカーナ・グリル
・レッドテールレンズ●INTERIOR
・カモフラージュ仕様ダッシュボード●TUNING
・ALL GROUND SPRINGS リフトアップスプリング
・ハイスパーク・イグニッションコイル プレミアム
・BMCエアフィルター●WHEEL/TIRE
・SOLID RACING
・TOYOオープンカントリーR/T 225/60-17
問≫STARCOK
Tel:045-482-6349
HP:allground.jp
竹下進悟=文/写真
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