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都会を捨てたファッション・ディレクターが復刻版ランクル70と暮らす房総シーサイド

TOYOTA LANDCRUISER
70Series Pickup × TK-Joe

Neo-Retro Cruiser

シンプルな暮らしと頼りになる相棒

渋谷で営んでいたアパレルブランドを閉め、自分らしさを求め房総へと移住をはたしたTK-Joeさん。その相棒を務めるのは2014年に生誕30周年を記念して復刻された「ランドクルーザー“ナナマル”」だ。武骨なスタイルは趣味人のライフスタイルを支えるバイプレイヤーとして活躍する。



2014年、生誕30周年を記念して復刻された「トヨタ・ランドクルーザー70シリーズ」だが、実は中東や南アフリカ向けに生産が続けられ、その海外仕様を日本向けに手直しして期間限定として販売されたのである。ここではそんな元祖ヘビーデューティな一台を愛車に選んだオーナーにスポット当て、そのライフスタイルと共に紹介したい。スローライフを極めるために温暖な房総へと生活拠点を移した「趣味人」と「ランクル70」の関係に迫る。

東京を代表するファッションの聖地「渋谷」でストリート系ブランドを展開していたTKジョーさん。ファストファッションやインターネットが進出し始めた頃、早々に見切りを付けて房総のサーフサイドへと移住を決意。現在はセミリタイヤの状態でライフスタイルをエンジョイしている。

これまでキャデラックのエスカレードやダッジ・ラムなどのアメリカンSUVを乗り継いできたというが、現在は生誕30周年を記念して復刻されたトヨタ・ランドクルーザー70シリーズのダブルキャブ版「79」を手に入れてアウトドアライフを楽しんでいるという。TKジョーさんの琴線を刺激したポイントは、ランドクルーザーならでは信頼性と、時代を超越した武骨なスタイル。そして、用意されたモデルがすべて5速MTであること。ATが全盛期の今だからこそ、自分の手で操る喜びを感じさせてくれるマニュアル車は、不自由を楽しむアウトドアライフには最適なのだと語ってくれた。

心地よい潮風が吹き抜ける海に近いご自宅ではピックアップスタイルのランクル79が佇み、我々取材班を歓迎してくれた。TKジョーさんが選んだモデルは、遊び道具を満載するために数々のカスタムが施されている。荷には自慢のシットオンカヤックを積むためのラックが組まれ、ルーフサイドにはロール式のタープを装備。また、ランクル79の武骨さを強調するグリルガードや換装されたヒッチメンバー付きのリアバンパーなどが、クロカンモデルとしての存在感を際立たせている。JAOS製のホイールにはBFグッドリッジのマッドテレーンを組み合わせることでハードなイメージを与えるなど、アパレル業界で辣腕を振るっていたTKジョーさんのコーディネイトセンスは抜群だ。

都会の喧騒から離れ、温暖な房総でのスローライフを楽しむ趣味人は羨ましいほどの笑顔を見せてくれた。流行に左右されることなく愛され続け、今もなお活躍を果たすランクル79を従えて、静かな水面でカヤックを漕ぐ姿は、我々ミドルエイジの憧れでもある…。



どこへでも行ける最強の相棒

波打ち際をクルーズするランクル79。走破性の高さは世界中で支持される最強のクロスカントリーモデルの真骨頂だ。

遊びだけじゃなく本格オフローダーとしての装備も完璧!

吸気用のシュノーケルやライト類、グリルガード、ヒッチを備えたリアバンパーがランクル70らしい武骨なスタイルを際立たせている。遊びの相棒に一切の手抜きはない。

ベッド部には遊び道具満載

荷台にはラックを設置。お気に入りのシットオンカヤックを載せ自然を楽しむのが週末の日課。キャリアサイドのスコップがアクセント。

ディテールにもこだわります

ステッカーや積載した遊び道具もスタイルを演出する重要なアイテム。雰囲気を楽しむことも趣味人にとっては重要なポイントなのだ。

自慢の庭とテラスはDIYで製作

海までクルマで5分ほどのエリアに構えるご自宅の風景。アメリカンな佇まいが遊び心を刺激するガレージやテラスは、すべてTK-JoeさんがDIYで手掛けたものだ。アパレルブランドを営んでいた頃、アメリカへの買い付けで見た風景に大きく影響されたという。

普段のアシには軽トラを使用。こちらもMT車だ。

並木政孝=文
山田泰弘=写真

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