召しませエアロ。
日本が誇る最強のオフローダー「ジムニー」。その兄貴分として普通車枠に設定されるシエラは、多くのカスタムファンからも注目を集める1台。ここではそんなシエラの最新フォルムをチェックしてみよう。
東京オートサロンから大阪オートメッセなど年初のイベントで様々なブランドから最新作が出揃ったジムニーシエラのボディキット。その特徴はスクエアボディをより際立たせるフォルム作りが基本となっている様子。軽のジムニーの場合はゴリゴリのクロカンに持ち込む人が多いものの、シエラの場合は比較的街乗りを主体とするユーザーが多いとされる。そのニーズを汲み取ると、必然的にアーバンクルーザーの人気車種を意識した形状となってくるのだろう。
また他ジャンルからの参戦にも注目。中でもワークスフェンダーで世界から注目を集めているLB-WORKSを筆頭とした強力な布陣の快作も必見だ。
もちろん見据える方向性は同様でも、そのアレンジは各社ともにこだわりを強めている。特にAMG風アレンジは人気が集中するが、バンパー開口部の形状やオーバーフェンダーなどはそれぞれに違った見せ方が行われている。この細かい違いを見極めつつ、自分の感性にぴったりのアイテムを見つける。そんな楽しみ方ができるのも、クルマ業界全体が注目するシエラだからこその楽しみ方と言えるだろう。
LB-WORKS
AMG G63をトレースしたボディキットはバンパーデザインからオーバーフェンダーのエッジの立たせ方までこだわりをフル投入。さらにオリジナルのホイールやAMG G63純正テールが装着できるテールカバーなど細部も完璧に仕上げる。
ボディパーツだけでなくインテリアはダイヤキルトで装飾を施したシートカバーを装着し、トータルコーディネートにも抜かりなし。
問い合わせ:LB-WORKS
Tel:0561-51-5252
HP:libertywalk.co.jp
BLACK BISON
クロカン四駆としてのキャラクターを強調しつつ、洗練されたカスタムフォルムを作り上げているブラックバイソン。リフトアップしたサスペンションに合わせ、フロントバンパーはアプローチアングルまで気を使いつつ、LEDデイランプなどによってデザイン性もプラス。さらにオーバーフェンダーもワイドタイヤに合わせるための機能性を持たせつつ、ワイルドさをアピール。単なるカスタマイズにとどまらず、玄人も納得のスタイリングに仕上げられる。
問い合わせ:WALD
Tel:072-673-3000
HP:www.wald.co.jp
DAMD
Gクラスとディフェンダーというクロカン四駆の人気モデルをオマージュしたボディキットをラインアップするダムド。そのどちらもモチーフとなったモデルの雰囲気が、シエラの限られたスペース内で見事に再現されているのが特徴だ。特にリトルD(ディフェンダーモチーフ)は、グリルやボンネット、バンパーなどのアイテムでクラシカルで簡素なイメージを漂わせつつ、アウトドアシーンでも気軽に扱えそうなタフネスルックも魅力。
問い合わせ:DAMD
HP:www.damd.co.jp
JCW
大阪の実力派クロカン専門店「プロスタッフ」のハウスブランドでもあるJCWデザイン。そのエアロフォルムはGクラスをイメージしながら、グリル周りなどはオリジナルデザインを組み合わせ差別化が図られているのが特徴。これまでも多くのGクラスをカスタマイズしてきた同店だからこそ導き出したスタイリングといういわけだ。
問い合わせ:JCW Design
Tel:072-333-8733
HP:www.jcwdesign.jp
KENSTYLE
各アフターパーツショーではデビューさせていなかったケンスタイルのシエラは、この春デビュー予定の出来立てホヤホヤ。グリル形状などは欧州系モチーフではなく、ジープ系を意識した縦スロットルを採用。新たなアプローチとしても注目したいモデルでもある。
問い合わせ:KENSTYLE
Tel:042-520-7248
HP:www.kenstyle.co.jp
Text:Daisuke Watanabe
Traxtion4[トラクション・フォー]
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