愛車をいつまでも新車のように輝かせていたいという想いは、車好きならば当たり前だろう。
では、どのようにすれば新車のような輝きを維持できるのかと考えた場合、高額なボディコーティングや、こまめな洗車を思い浮かべるのではないだろうか。
もちろん、ボディコーティングや洗車は、車を綺麗に保つために必要不可欠であるのは間違いないが、実はいくつかポイントを押さえて手入れすることで、効率よく新車の雰囲気を維持することができるのだ。
そういったポイントはいくつかあるが、効果の大きいポイントとして挙げられるのがメッキパーツである。
メッキパーツは、今やほとんどの車種で採用される装飾パーツであり、小さくとも存在感があるため、どんなにボディを綺麗に保っていても、メッキパーツがくすんでいるようでは、どうしても“古さ”が出てしまう。
そこで、今回の記事では、ボディを傷めず、メッキモールの輝きを復活させるサービスを紹介しよう。
モールのクスミは白サビが原因
メッキモールに発生するクスミの主な原因は「白サビ」であるが、国産車やアメ車にはあまり見られない現象で、特にベンツやBMWといったドイツ車に多く見られる。
これはモール自体の素材の違いと言われており、国産車やアメ車がクロームメッキを使用しているのに対し、ドイツ車をはじめとする欧州車は、環境保護の目的でクロームメッキの使用が制限されてるのだ。
そのためドイツ車をはじめとした欧州車では、腐食を防止するためにアルミ(アルマイト処理)が使われている。
そのため、欧州に比べ高温多湿である日本では錆びやすく、保管状態によっては、新車から半年で白いクスミが現れてしまうといった事例も決して少なくない。
ワーゲンやベンツといったドイツ車に限らず、同じ悩みを抱えている欧州車のオーナーも多いと思うが、ディーラーなどに相談すると、「ドイツ車はしょうがない」言われてしまうことがあるからタチが悪い。
確かに、欧州車のメッキモールに発生するクスミ(白サビ)は、通常の洗車ではもちろん、ゴム製パッキンなどと一体となっていることが多く、ボディコーティングの際に行うポリッシュ(研磨)も行えないため、簡単には落とせない。
そればかりか、店舗によっては最初から落とせないことを前提としていることもあるほどだ。
メッキモールはボディと違い素材の関係で、それほど強く磨くことができないため、専門の知識と経験が無ければ手が出せないのは致し方無いとも言える。
ユーザーと共通の悩みから誕生したサービス
そんな欧州車オーナー共通の悩みであるメッキモールのクスミを、ボディを痛めることなく除去してくれるのが、埼玉県にある「シルバーアロー」。
ヤナセ販売協力店でもあるシルバーアローはベンツを中心に、BMWやアウディなどの欧州車の販売を行っており、一般ユーザーと同じように、メッキモールのクスミには頭を抱えていたのだという。
シルバーアローで扱っている溶剤の特徴は、市販品によくある研磨剤を含んでいないため、モールはもちろん、ボディやその他の部分を痛める心配がない。
溶剤選びから施工方法までを研究し、今ではディーラーなどからも作業を依頼されるほどだという。
日帰りでの作業が基本とのことだが、ボディに比べデリケートなメッキモールであるだけに、プロに任せる方が安心なのは間違いない。
また、シルバーのメッキモール以外の黒く塗装されたモールも対応可能とのこと。
作業は予約制となっているということなので、今まで欧州車だから仕方がないと諦めていたというユーザーは一度検討してみてはどうだろうか。
年式が古く、見た目にも古さが出てきてしまったような車であっても、モールが輝くだけで、驚くほど車を若返らせることができるため、きっとその効果に驚くはずである。
問い合わせ
シルバーアロー
TEL : 048-711-7400
TEXT:Shingo.M
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