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細部にまでこだわるカスタムで、Gクラスの魅力を最大限に引き出す【グリッド】

取材協力 グリッド
TEL:058-278-5333 URL:https://glide2005.com

センスよく仕立てられたグリッド・カスタマイズ

岐阜に店舗を構える輸入車専門店のグリッド。その卓越したセンスによりカスタムされたGクラスは、派手すぎることなく、それでいてスタイリッシュさも味わえる、素材の魅力をさらに引き出すコーディネイトとなっている。

Upgrade style for
Mercedes-Benz G-CLASS AMG G63

Gクラスってこれほどカッコよかったかな。思わずそう思ってしまうほどにスタイリッシュになった2台のGクラス。手がけたのは岐阜の輸入車専門店、「グリッド」だ。まずはカスタム内容から紹介していこう。

ベースとなるのは50台限定の特別仕様車「メルセデスAMG G63 Magno Hero Edition」のグリーンヘルマグノと、「AMG G63 manufaktur Edition」のマグノダークオリーブ。

装着されるパーツのなかで新登場となるのがG63用のフロントリップスポイラー。さりげなくそれでいてフロントマスクにインパクトを与えているのだ。センターのリップは綾織りとクラッシュの2タイプのカーボンと、FRPの3モデルを用意。

右フロントのパーツは脱着可能で純正けん引フックの使用も想定している。また見えない下回りまでしっかりと作りこむことで風の巻き込みなども抑えている。さらに車体寸法が変わらないため、ディーラーへの入庫や車検も問題ない。

一方、アルミホイールもオリジナルホイールに交換する。こちらは22インチの鍛造で、車検にも適合。10スポークのメッシュデザインでスポーティだが、スクエアなスポークとエッジにより力強さもあるのでGクラスの雰囲気に見事にマッチしている。

さらに内装には同社のヒット商品、ラゲッジボードを装備。日本製で品質が高いだけでなく、組み立て不要でわずか2分で使いやすい内装を手に入れることができるのだ。

ただ、グリッドでカスタムしたGクラスの魅力はこうしたパーツが付いているだけではない。例えば代表の高田氏こだわりの「トーンダウン」という手法により、メッキ部分はボンネット先端のエンブレムにいたるまで徹底してモノトーン化。今では純正でもブラックのエンブレムがあるが、そうしたモデルが登場する以前からグリッドではトーンダウンを行ってきたという。

こうしたカスタマイズやパーツ開発に向き合う高田氏の姿勢はあくまでも誠実さにあふれている。それは同時にユーザーへの姿勢でもある。それこそがグリッドの魅力なのだ。なおこの2台は同社で購入可能だ。

メッキをトーンダウンすることで一気に大人の雰囲気に

これ見よがしなカスタムではない。それでいて確かな存在感をまとったエイリアングリーンのAMG G 63。これがグリッドのカスタムセンスだ。

トーンダウンの効果はリア側を見ると明らか。スペアタイヤカバーのエンブレムやサイドモールなど細部まで徹底したトーンダウンを行うことで隙のない落ち着いた雰囲気を作りだす。これがパーツだけでは作れないグリッドならではの魅力。

ホイールはグリッドオリジナルの鍛造22インチ。エッジの利いたスクエアなスポークにすることでGクラスにもマッチ。「JWL」規格にも適合するため車検も問題ない。さらにホイールボルトは純正のテーパーボルトが使えるようにするなど安全面にも考慮している。

ドアノブのキーホールやウィンカーレンズなどもトーンダウン。ペイントはパーツごとに濃度をコントロールすることで統一感を出している。ただ塗っているだけではないのだ。また電動ステップはラッピング、マフラーは耐熱塗装を採用するなど手法も変えている。

Excellent!

新商品となるフロントリップスポイラー。純正バンパーに装着することでフロントフェイスに存在感を与えてくれる。センターのリップは写真の綾織りカーボンの他、クラッシュカーボンと黒ゲルコートのFRPもラインナップ。純正のけん引フックが使用できるほか、車体サイズが変わらないためディーラーの入庫も問題ない。

Excellent!
品質にこだわった日本製ラゲッジボード

グリッドの定番パーツといえばラゲッジボード。金具などの品質にもこだわり約20Kgの耐荷重を確保。ラゲッジマットはフロアと合わせて色柄を注文できる。

マットカラーとも見事に調和したトーンダウンカスタマイズ。このグリッド・カスタムバージョンも同社にて購入可能となっている。

エンブレムやテールランプは言うに及ばず、ドアハンドルのボタンなど、トーンダウンは細部まで行われる。このこだわりのカスタムにより見事なスタイリングとなるのだ。

フロントスポイラーリップのクラッシュカーボン仕様。職人の手仕事により作られる美しい模様は一つとして同じ柄が存在しない。個性という点では綾織りより一枚上手だ。

2021年リリースされたG400d用のフロントリップスポイラーにカーボンが新たに追加され、フロントマスクが引き締まりスタイリッシュになる。

デザインだけでなくフィッティングにもこだわっており、ビス固定とすることで安心感も高めている。またアンダー部分もしっかりと作り込まれており、高級感もある。

内装はレザーによる張り替えで純正にはないブラック×レッドに模様替え。上質なレザーを使用することで心地よい空間となる。


文:石上智章
写真:tomo’s photo

Gクラスパーフェクトブック VOL.07






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