織戸学が全開試乗!
オリジナル・サスペンション対抗戦 vol.01
【T-STYLE】
さすがの“峠仕様”だけあって
コーナリングは断トツの切れ味
試乗したのは横浜Tスタイルのデモカー。このハイエースはTスタイルでネオチューン加工を施したダンパーを核に、トーションバーはφ27.5のハイパートーションや、クスコのスタビライザーをフロントにセット。玄武のRCジョイントとゴム製バンプラバーを組み合わせ、ローダウン幅は3.5インチに設定。
さらにリア側はローダウンブロックとオリジナルのショック移設キットを使用し、ダンパーの伸縮方向を合わせるといった加工も施される。
タイヤはコンチネンタル・エクストラコンタクトをオリジナルのメッシュホイール「X-Three」の19インチに組み合わせ、シャコタンかつワインディングも楽しめる1台。
このサスペンションならノーマルシートでも十分快適かも
織戸:「ハイエースってチューニングしていくと、ど〜しても派手になっていっちゃうよね。でもこのハイエースはバンらしさが残っていて、見た目は完全に僕好み。しかもMTっていうのもシブいし。元々がバンベースだからホントならスプリングはもっと硬くて、バンバン跳ねるはずなんだけど、思ったよりも収まりが良くってマイルド。しかも付いてるシートがバケットでしょ。シートのクッション性を考えれば、かなりいい線いってるよね。でも、ひとこと言うとバケットシートはやりすぎ(笑)。ただでさえ室内まで高さがあって乗り降りしにくいハイエースなのに、サイドサポートが立ってるシートじゃ、もっと乗り降りしにくくなっちゃう。サーキットとかドリフトなら必要かもしれないけど、街乗りだったらコンフォート系のシートでも十分かな。その分、シートのクッション性もアップするから、サスは今のままでももっと乗り心地がよくなるんじゃない? 車高のバランスを考えれば普通に乗っていて楽しいし。何よりも全体的な作り込みを見ると、走行距離はかなり飛んでるクルマなんだけど、ハイエースを愛してるって感じがものすごくわかる。愛があるからこその足って感じだね」
助手席にも乗ってみた!
バンベースだからリアシートがないTスタイル・ハイエースは、リアシートインプレッションから、助手席インプレッションに変更。助手席では運転席では気にならなかった、コツコツという微妙な硬さは感じられるものの、このクルマの「ワインディングも楽しみたい」というコンセプトからすれば、十分に満足できる乗り心地だったとのこと。
このクルマ、めちゃくちゃおもしろいよ!
快音マフラーや19インチのラジアルタイヤ、そしてバケットシートにディープコーンステアリングと、チューニングカー的要素が強いカスタムが施される。オリジナルエアロやオーバーフェンダーはつや消しブラックで統一し、商業車的なコーディネイトで走りとのギャップも楽しめる。
SPECIFICATION
エクステリア
ワイドルックフロントバンパー&グリル
タイプ1ボンネット&ガーニッシュ
サイドライン
リアバンパー
リアウィング
オーバーフェンダー(出幅25mm)
(上記TSD Styling)
コプラス ヘッドライト&テール
インテリア
ブリッド バケットシート
ホイールタイヤ
X-Three silver 19inch 8.5J +13
コンチネンタル 225/35
給排気&コンピューター
ブラボ ハイパーインテークチャンバー
マッスルマジック エキマニ
玄武 キャタライザー
TSDウィケッドマフラー(特注サイレンサー)
シルクル ミニコン
シルクル レスポンスリング
足回り
ネオチューン(カスタム)
サンコーワークス リアショックトランスファーキット
玄武3.5インチブロックキット
玄武ストロークストッパー
玄武ショートスタビリンク
玄武RCジョイント
玄武リーフサポーター
リム ハイパートーションバー
クスコ スタビライザー
クスコ LSD(TSDオリジナル/1.5WAY)
ボーイング ブレーキローター
ディクセル ブレーキパッド
[問い合わせ]:T-STYLE
Tel:045-342-7757
www.t-style08.com
Photos • 内藤敬仁 Takahito Naito/山田泰弘 Yasuhiro Yamada
Report • 渡辺大輔 Daisuke Watanabe
ハイエース完全ガイド
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