2000年代に入り、突如として大きなムーブメントを巻き起こしたラグジュアリー・カスタムは、その後すそ野を広げ、さらに新しい価値観を交えながら確実な発展を遂げてきた。けっしてひとときの流行に風化することなく、今ではSEMAショーを代表するカスタムカルチャーのひとつとして、確固たる地位を築いている。
ワークスフェンダー至上主義
2015年のSEMAショーで圧倒的な人気を誇り、世界にワークススタイルを根付かせた立役者、LB☆ワークスが誇るランボルギーニ・ウラカンだ。大勢のファンと価値観を共有するために太平洋を渡って堂々のアメリカ上陸である。
Liberty Walk
LAMBORGHINI HURACAN
今やSEMASHOWの顔のひとつとなったニッポンのリバティウォーク。2015年のSEMAではオフィシャルブースに8台のマシンを並べ、うち4台は新作という豪華な演出が話題を呼んだ。
その中でも特に目玉となったのがこのランボルギーニ・ウラカンだ。発売して間もないモデルを早速LB☆WORKS流にモディファイし、エアサスをセットしてグランドスラムにするあたり「さすがリバティ!」と言わざるを得ないだろう。ブースにはカメラを手にした人々が1日中押しかけ、フラッシュを浴びせていた。
リバティウォークがアメリカを中心とする、海外で大きな評価を受ける理由のひとつはこの大胆さではないだろうか。日本のエンスージアストに古くから受け継がれるヨーロッパ崇拝主義をことごとく無視した様な(実際にはそんな事も無いのだろうが)バイタリティ。日本なら殆どのクルマ好きが「もったいない」と思うであろうフェンダー切りなどなど。しかしアメリカは違う。「Badass!!!!=サイコーにヤバいぜ!!!」と感嘆の声をあげ「オレもやりたい!」と興奮する。何せ彼らはアイデンティティ重視の国民性。例えば信号待ちをしていた場合、それがフェラーリであったとしても自分と同じ車種が並ぶ事を好まない人種なのだ。だから皆ホイールを変更する。ボディキットを付ける。ペイントを施す。決してもったいないとは思わない。カッコいい方がエライのだ。
そう。リバティウォークが推奨する旧き良き「ニッポンの改造車」スタイルも根本は同じ。S30だろうが、ハコスカだろうが、ケンメリであろうが。後先を考えずにぶった切って貼って塗って。自分だけの1番を目指して作り上げたカルチャーだからだ。国が、文化が、肌の色が違っても、カスタムカー好きに宿るDNAは世界共通。そして過去から未来に受け継がれていく。このウラカンが、ふとそんな思いつきを確信に変える。
停車していても”速い”超絶セッティング
4輪にはエアレックスのエアサスペンションをセット。ホイールは前後共にFORGIATO(フォージアート)MAGRIA-ECLを色違いで装着。サイズはF:20×9J、R:20×12.5J。
排気チューンでレーシーサウンド
Fi EXHAUSTの可変マフラーをプット。乾いたサウンドがレーシーなフォルムによく似合う。
Custom Spec.
LB☆ワークス フロントディフューザー
LB☆ワークス サイドディフューザー
LB☆ワークス リアウイング
LB☆ワークス リアディフューザー
LB☆ワークス ワイドフェンダー
AirREX エアサスペンション
FORGIATO MAGRIA-ECL F:20×9J R:20×12.5J
ピレリ P-ZERO F:245/30-20 R:305/30-20
FiEXHAUST 可変マフラー
ブラックマフラーチップ
INJENインテーク
エンジンスターター
プロジェクターヘッドライト
HID & LED
LIBERTY WALK – SEMA SHOW 2015
お問い合わせ
Liberty Walk
Tel:0561-51-0001
www.libertywalk.co.jp
Text & Photos | SEMA RULES