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人気ミドルクラスSUVの「プラド」30年の歴史を振り返ってみよう。

TOYOTA LANDCRUISER PRADO
HISTORY of CHANGE

プラド30年史

2020年で生誕30周年を迎えたランクルの弟分「プラド」。ランクルよりひと回りコンパクトな扱いやすいサイズと優れた走破性と快適性、ラグジュアリー性を備えることで一躍、人気ミドルクラスSUVの地位を獲得。そんな「プラド」30年の歴史を振り返ってみよう。

派生モデルとして誕生し、後に独自の高級路線に

高い走破性と耐久性により世界的な人気を誇る「ランドクルーザー」。初代の誕生は1954年。当初は2ドアボディのみの設定だったが、大型化ともに徐々に幅を拡げ、1984年デビューの70系では、大型4ドアボディ+高級装備の「ステーションワゴン」系、業務用途を想定した「バン」系、乗用ライクな「ワゴン」系の3車種をラインナップ。その「ワゴン」系がのちのプラドの源流となる。

当初のワゴン系は、日本のクロスカントリー車として初となる前後コイルスプリングサスペンションを装備するなど、意欲的なモデルとして登場したものの、高価な割にバン系との差別化が明確でなかったこともあり、人気は低迷。だが、1990年に登場した初代プラドでは、ワゴン系になかった4ドアモデルをラインナップし、商用テイストを払拭したデザインやパワーアップなどの進化により、一躍人気モデルの地位を獲得。その後は世界的な高級SUVブームと歩調を合わせるように、よりプレミアムな路線へと進化。すぐれた走破性と高い快適性を備えた高級SUVとして、今もなお世界的な人気を誇っている。

70 PRADO SERIES 1990~1996

「プラド」の名が初めて冠されたモデル。専用フロントグリルなど乗用車テイストのデザインが与えられたボディは、3ドア2列シート(5名乗車)に加え、5ドア車3列シート(8名乗車)を用意。当初はハイラックスと同じ2.4ℓディーゼルターボを搭載していたが、93年のマイナーチェンジで3ℓディーゼルターボに変更された。

1990

1990年型 LX5 2ドア

1990年 LX5 2ドア

1990年型 EX5 4ドア

1990年 EX5 4ドア

1993

1993年型 2ドア SXワイド

1993年 2ドア SXワイド

1993年型 4ドア EXワイド

18

1993年 4ドア EXワイド

1985
1985年に登場した、プラドの前身モデル

ずば抜けた耐久性と走破性を誇るランドクルーザーのバリエーションに、シリーズ初のワゴン登録(5ナンバー)モデルとして登場した「ランドクルーザーワゴン」。オンロードの乗り心地や快適性能にも配慮されている。

1987年型 ワゴンSX5

1987年型 ワゴンSX5

90 PRADO SERIES 1996-2002

フロントサスに乗り心地の良いダブルウィッシュボーンを採用し、内装デザインからは商用車テイストが払拭されるなど、「乗用向け」というプラドのコンセプトがより明確に。ボディやグレードのバリエーションの豊富さによって、新たなファン層の獲得にも貢献。当時ヒットしていた三菱パジェロに似たデザインには賛否両論が。

1996

1996年型 RZ V6 3400ガソリン

21

1996年 RZ V6 3400ガソリン

1996年型 TZディーゼル

23

1996年 TZ ディーゼル

1999

1999年型 TZ 3000 インタークーラー付き ディーゼルターボ

26

1999年 TZ3000

1999年型 RX 3000 インタークーラー付き ディーゼルターボ

27

1999年 RX3000 インタークーラー付 ディーゼルターボ

120 PRADO SERIES 2002-2009

質感の大幅向上を遂げ、北米向けでは「レクサスGX470」として販売されるなど、高級SUV路線を強めた3代目。フレーム剛性アップにより、乗り心地や静粛性、操縦安定性も向上。車高調整機能付き電子制御エアサスペンション(リア)をはじめ、スタビリティコントロールやトラクションコントロールなど、電子制御も充実。

2002

30

29

2002年 RZ V6 3400ガソリン

32

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2002年 TZ“Gセレクション” V6 3400ガソリン

150 PRADO SERIES 2009-2017

先代で明確になった高級SUV路線をさらに強調した4代目。走行状況に応じて走行モードを選択することでトラクションやブレーキ制御を変更できる「マルチテレインセレクト」をはじめ、シーケンシャルシフト搭載の5速AT、周囲の路面状況を確認できる「マルチテレインモニター」など、先進装備の一層の充実化も図られている。

2009

2009 LAND CRUISER 150 PRADO SERIES TZ-G

33

2009年 TZ-G

36

35

2013年 TZ-G

200 PRADO SERIES 2017-

150系のビッグマイナーチェンジモデル。グリルやヘッドランプ、フードやバンパーなど、フロント周りを大幅刷新。インテリアもインパネを中心に、より洗練されたデザインに。衝突回避支援パッケージやドライブスタートコントロールの全車標準装備に加え、ブラインドスポットモニターを新設定するなど、安全性能も向上。

2017

38

2017年 TX“Lパッケージ”

40

39

2017年 TZ-G

 

鈴木俊男=文
Toyota = 写真

問≫トヨタフリーコール
TEL:0800-700-7700
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