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フードスクープに目が奪われる。HEMI(ヘミ)エンジンを搭載したダッジチャージャー。

ケツ上げの限界と最大のファットラバーを飲み込ませたスタイル 【MUSCLE TRIP】  @TAS2017

1968 Dodge Charger R/T 572 HEMI Tunnel Ram "DEATH DUCK ULTIMATE"

東京オートサロン2017の「AIWA」ブースに展示されている1台のマッスルカー。それは不思議と強烈な存在感を放ち、見るものすべての目を釘付けにしていた。

アメリカンマッスルやモパーマッスルを得意とし、輸入販売からオーダーカスタムまで対応してくれるショップ「Muscle Trip」と、カスタムペイントやボディーワークを得意とする「TMオートサービス」がコラボレーションして誕生したオリジナルブランド「TMT」が出展していた「68年式ダッジチャージャー」をご紹介しよう。

硬派でインパクトのあるカラーリンング

東京オートサロン北ホールに展示されたチャージャーは何とも言えない色っぽさと、存在感、そして、吸い込まれるような深みを感じることができる。
その深みのある艶感の秘密は、スプレーされたゴーストフレークキャンディアップルレッドと、厚みをしっかりと出したクリア層にあり、今回コラボレーションした、TMオートサービスによるハウスオブカラーを使用した、丁寧な仕事があってこその仕上がりと言えるだろう。
また、鬼才クエンティン・タランティーノ監督した”デスプルーフ”に登場する隠れキャラ”デス・ダック”をボンネットマスコットに使用するなど遊び心も忘れてはいない。

フルカスタムレザーインテリア

こちらも、今回コラボレーションした内装カスタムの専門ショップ「ニューイング」によるフルカスタム。
シートだけにとどまらず、ダッシュパネルやドアなど、細部にわたるまでレザーを使い変更されており、シルバーに統一された車内は、シンプルでありながら、古き良き時代のアメリカ人が表現しそうな、近未来感のようにも感じられ、徹底したこだわりを感じることができる。

伝統の”HEMI”エンジン

この車両の注目ポイントは、上記で示した内外装はもちろんだが、なんと言っても誰もが目を奪われるフードスクープ、強烈なインパクトを与えているそのボンネットの中には、国内最大級の572HEMIエンジンが収まっている。
HEMI(ヘミ)エンジンとは、アメリカクライスラー社の代表的な高性能エンジンで、HemiはHemispherical(ヘミスフェリカル:半球状の)という燃焼室形状がそのまま通称として使われている。
「68年式ダッジチャージャー」に搭載されている572HEMIエンジンは、約9,400ccというとんでもない排気量を誇り、ターボやスーパーチャージャーなどの過給機を使用しなくとも、発生されるパワーは、普通の想像をはるかに超えるものと言える。
しかも、それほどまでのハイパワーエンジンに換装しているにも関わらず、街乗り仕様なのだという事である。

ちなみに、アメ車のエンジンでよく使われている数字は、キュービックインチという単位で排気量を表してている。
1キュービックインチは、約16.4ccであるため、572HEMIエンジンの排気量は、16.4cc×572=9,380ccと計算できる。

コダワリ抜いた徹底した作り込み

この車両でやはり目を引くのは、そのスタイリングではないだろうか、ワンオフの足回りによって限界までテールを持ち上げた、いわゆる”ケツ上げスタイル”と、ノーマルフェンダーでフロントにはミッキートンプソン社製の27×10 50R15タイヤを、リヤにはフージャーレーシングの31×18.50R15(横幅294mm)という超極太タイヤを飲込むスタイルが追及されている。
更に上記にあげた特徴的なカスタム以外にも、ビレットスペシャリテーズAW、ウィルウッドブレーキシステム、ワンオフマフラーなど細部にまでこだわったカスタムが施されている。

出展ブースの「AIWA」はTMオートサービスが今回チャージャーに施した「ハウスオブカラー」の正規代理店であり、カスタムペイント、自動車用塗料をトータルにサポートしている。

問い合わせ
MUSCLE TRIP
tel:011-789-2426
www.muscle-trip.com

Text &Photos|tuners



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