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カーラッピングコンペティションに日本からWRAP-TECH(ラップテック)が参戦

World Wrap Mania Competition at SEMA 2015 【WRAP-TECH】

精鋭ラッピング集団“WRAP-TECH”が挑んだ最高峰コンペティションチーム・ジャパン、かく闘へり。

SEMA SHOW 2015で開催されたラッピング・コンペティション。2015年も日本からAll Japan Team-ラップテックが参戦した!

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ビニール製フィルムをボディに貼り付ける「カーラッピング」は、従来のカスタムペイントのように大掛かりな塗装作業を行うことなく、短時間でしかも自由自在に大胆なカラーリング変更ができるとあって、今やカスタマイズの主流になっている。昨今大流行中のマットフィニッシュはもちろんのこと、カーボン調やクロームなどなどバリエーションも広がっており、SEMAショーにもカーラッピング用のフィルムメーカーが数多くブースを出展。近年はその数も増え続けている。アメリカに本社を持つアーロン社もそのひとつだ。自動車用フィルムサプライヤーとしてワールドワイドに提供される同社のマテリアルは、アメリカ国内のラッピング業者に広く用いられており、品質への評価も極めて高い。そのアーロン社が毎年SEMAショーの期間中に、全米のみならず世界各地のラッピングのプロチームたちを集め競わせるイベント「アーロン・オートモティブ・ワールド・ラップ・マニア」を開催している。

日の丸を背負った「チーム・ジャパン」

コンペティションのルールは、5人のメンバーで構成されるチーム6組が、ブース内に置かれた車両(今年はメルセデス・ベンツCクラス)の左右半分側に、3時間でカラーラッピングを施し仕上げるというもの。同社の新商品「シルバー・クローム」と定番の「ブルー・アルミニウム」と「トキシック・グリーン」の3色を用いることが条件だ。アーロン社による審査基準は作業スピードではない。最も独創的なデザインのチームに贈られる「モースト・クリエーティブ・ラップ賞」と、ていねいな作業内容が求められる「ベスト・クオリティ・ラップ賞」に値するチームを選び出すのである。2015年もこのコンペティションに日本から「WRAP-TECH(ラップテック)」が参戦した。フィルムラッピングの分野ではなんといってもアメリカが最先端かつショップの多さや層の厚さで他を大きくリードしているが、日本人ならではの繊細な作業や独創性は海外でも高く評価されている。本大会参加2年目となるラップテックはカーラッピングのショップではなく、日本各地のフィルムラッピングのスペシャリストが結集したドリームチーム、いわば日本選抜、チーム・ジャパンともいうべき集団だ。

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メンバーは、都内トップクラスの施工実績を持つドレスアップ・プロショップ「Advance Eight」の代表中本宏平。施工前のボディコンディションにまで拘るインストーラーで、インディアナポリスで開催された「ラップ・カップ」に日本人として初参戦ながら上位の成績を残した志村雅裕(CRYSTAL CARS)。クルマ・バイクに限らず建築フィルム等の材質や特性の異なる複数のフィルムを的確に施工する腕をもつ栗原史(G・E・N・E・S・I・S)。国内カーラッピングの認知度向上に初期から貢献し「P.G.D」というブランド名でSNSを通して世界から注目される大塚真と戸井康人。そして関西のスペシャルショップ「S&COMPANY」の佐々谷卓の6人に加え、WRAP-TECHのマネージメント担当の石黒達也という布陣だ。

ディテールに宿る日本人らしい繊細さ

会場で今回デザインを担当したメンバーのひとり、大塚真にラッピングデザインのテーマを聞くことができた。「限られた(種類の)フィルムと制限時間内で、いかにみんなを驚かせることができるか。これが一番の目的でした。せっかく日本から来ているので、他の(国の参加者)誰もが思いつかないような技術での貼り方、デザインの両面を見せたかったのです。ラッピングの基礎となる技術をアピールしつつ単調にならないデザイン、そしてフリーハンドでカットする技術を見せる。そんな総合的なデザインにしました」と語ってくれた。
ちなみに『作品』には、新製品のクロームフィルムを最大限に用い、フリーハンドを意識させる『スパイダーマン』をモチーフに『手』と『蜘蛛の巣』をイメージさせるデザインを取り入れた。走らせるクルマには絶対貼らないタイヤ&ホイール部分やウィンドウ部分にまで蜘蛛の巣を這わせ、あえてフィルムの端をめくるような仕上げをあしらってその内側にアーロン社のロゴマークを貼り付けた。オリジナリティにあふれ、随所にセンスが光るデザインを、いかにも日本人らしい繊細かつ高い技術で仕上げてみせた。

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チーム・ジャパンの視点は早くも“次”に向いている

さらに苦労した点を尋ねると「地元のチームに比べると、まず言葉の問題がありました。また事前情報がほとんど入ってこないことにも苦労しました。現地入りするまでクルマの左右どちら側をラッピングするのかすら判っていない状態だったので、出発の二日前に出来上がったデザインは左右2通りを用意してきました。我々はチームといっても国内でも離れた場所にいるので、普段はラインで情報の共有をしながらデザインを詰めてきました。最終的に現地で全員がそろってから作業の段取りを決めたのですが、作業に入ってからも各自が臨機応変に対応する必要に迫られました。例えば事前情報では旧型と聞いていたものが現場で新型と判明したり。とはいえ、そのあたりはみんなプロですから」と笑った。さらに「短い時間の中にかなりの内容を詰め込んだので非常に難しかったと思いますが、大事な部分から貼ってゆき、もしタイムアップになってしまってもその時点で完成といえるような段取りで作業を進めました。実は本当はもっと貼る予定だったのですが、本当にギリギリでした」
残念ながら今回“チーム・ジャパン”は優勝を逃してしまったが、チームの視点は早くも「次」に向いている。新たなるチャレンジはすでに始まっているのだ。

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Text|KENJI“KENNY”NAKAJIMA
Source|WRAP-TECH
Tel:045-507-7606 www.wrap-tech.net



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