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80’sナンパ仕様を トリビュートした ホワイト・シンドローム 完全復刻版

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街道レーサー風や走り屋路線がメインのレトロスタンス界に、リアル80’sな昭和臭ムンムンの2代目プレリュードが殴り込み♪純白のフルエアロ仕様でベタベタ車高、そして足元を飾るのはrenomaのエスプリなハイソ感を表したエアロディスクアルミ。

正しき時代考証の美学を伝えるFFスーパーボルテージ新発見。

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オーナー 整備隊長サン(45歳・埼玉県吉川市)
ベースカー ホンダ・プレリュード ’86年型
special thanks to 水野ワークス
TEL:048-983-2052
&当時パーツ集めに協力して頂いたみなさん

 

HONDA PRELUDE

世の中はちょっとした80’sブーム。ハチマル世代の国産旧車を当時風にカスタムするのも、そんな流れのひとつ。

とはいえ実際は懐かしパーツに頼った現代感覚のレトロカスタムに等しい一面もあり、当時の生き証人のノスタルジーをくすぐる時代考証カンペキな当時仕様となると、以外に少なかったりするのがブッチャケのところ。

のっけから辛口批評で恐縮だが、“名ばかりの当時仕様は道を開けろ”とばかりのリアル昭和なレトロビューティーで魅せる真打ちが登場。

80’s後半のヤングオート誌から抜け出てきたようなコチラの’86年型プレリュードだ。

現在では絶滅危惧種のレア車ながらも新車当時はGALウケ抜群のデートカーとして人気を博した2代目AB系がベースで、昭和60年代初頭の“女子大生ナンパ仕様”(笑)を時空を超えてトリビュートしたのがこの1台♪

ホワイト1色でキメたヨーロピアンちっくな出で立ちは、昭和58年まで道交法で御法度だったドアミラー&エアロパーツが合法化されたことに起因した、第一次ドレスアップブーム期のトレンドスタイルを再現。

アウトフォルムのスポイラーやゲインズのフェンダートリムといったお宝パーツがそれ。

フェンダーの“グラデコ”やリアウインドーに貼られたケンウッドの何気ないステッカーさえも、現在50代のオジさんオバさんたちの青春時代がフラッシュバックするかのような魅惑のタイムトリップ感に満ちている。

そして、30年前のトッポい兄ちゃん仕様のクローンばりの、説得力に満ちた80’sルックのキメ手は、当時を風靡した仏アパレルブランド「レノマ」のライセンス製品をホイールからインテリアまであしらったハイソなコーディネート。

現在ネットオークションで高値で取り引きされているレアなお宝も数多いのはいうまでもないが、そのすべてのセレクトが、当時の仕様に極めて忠実。

そんなトコロが当時仕様マニアの神髄を実に垣間みれるのだ。

しかも驚くことに、オーナー“整備隊長サン”がローライダーショップに放置されていた個体を10万円で譲りうけて現在の姿に導いたのは今から14年前の2004年のこと。

その頃は80’sスタイルのドレスアップどころかハチマル絶版車もブームに火が付く前の時代。

情報源も極めて少なく、ヤングオートを筆頭とする昔の改造車雑誌を参考書に往年のセンスやセオリーを吸収。

そして稀少価値が付く前に集めた当時物パーツやホイールを駆使して作り上げた80’s当時仕様の“早過ぎた時代の草分け”こそが真の姿なのだ。

そんな水面下のベテランの愛車ゆえ、リアル世代のハートをも掴む出来映えにも納得デス!

 

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80’sハイソカーの人気色スーパーホワイトで全塗装のボディは、当時のナウい改造車らしく、リトラ顔のグリル回りやドアミラー、カウルトップなどを同色化。

グリルとバンパーのスキマにはナイトライダーネオンが仕込まれている。

フロントとリアのエアロスポイラーはアウトフォルム製で、サイドステップはメーカー不詳。

クロームメッキのフェンダートリムは80’s中盤〜後半のハイソカー御用達アイテムで、絶版ブランド人気NO.1のゲインズ製を奢っている。

 

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昭和時代のシャコタン同様にノーサスでバンプラバー抜きまで当時マネはツラいので、中古パーツの寄せ集めと足回り加工でエアサスを装着。

前後サスは他車用のキャノーバーで、苦心のすえ自力でセットアップしたのも実に14年前なのにもオドロキなのだ。

renomaアルミは単なる当時物にあらず!!

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当時物レノマアルミの足元は15×6.5Jで、昨年末のSNJ参加でのギャラリーウケを狙った絶版ピレリ・ドラゴン165/45タイヤでの引っ張りセッティング。

さらに実はホイール元のP.C.Dはプレリュードに履けない114.3で、金属加工の職に就くオーナーのDIYでアルミ溶接の穴埋めによるP.C.D加工で100.0に変更済みという凄ワザを介した逸品だ。

レノマ尽くしの昭和ハイソな当時感に胸キュン♥

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リアガラス3面にはゲインズのスリットシェイドを取り付け、当時のヤングガイにゃ定番だった、オーディオメーカーのステッカー貼りも踏襲。

’80s後半に人気だったフェンダーダクト加工は行わず、ヤリ過ぎ感のない当時的なドレスアップにとどめている。

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ジャーマンスタイルを意識した’80年代中盤の人気アイテムの「グラデコステッカー」。

フルエアロのハイソカーのみならず、スペシャリティカーやFFコンパクトのボーイズレーサーなど昭和のあらゆるカーキチたちのお手軽アイテムとして人気を博した。

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サンルーフバイザーやレノマのロゴ入りサンシェードも当時物のデッドストック。

日本初の純正サンルーフ車として登場したのが実は初代プレリュードで、この’82〜’87年の2代目でも全車標準装備だった。

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テールとガーニッシュパネルを覆った白のスリットラインはテーピングによるもので、ヤン車のDIYメイクで超テッパンだった演出。

リアスポは中古パーツ屋で見つけたGX71用のオートピスタ製が偶然にもフィット。

内装ドレスアップもリアル80’s♪

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シフトノブやイタルボランテ製のステアリング、ダッシュボードの飾りプレートもレノマの当時物で統一。

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本来レノマはフランスの高級アパレルブランドで、’80~’90年代に日本のメーカー数社がライセンス商品のカーグッズを独自販売していた。

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なおカーコンポは、ベース車両と同じ’86年モノのケンウッド製で統一済みだ。

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シートは往年のレカロのrenomaコラボモデルで、運転席のみC-Classicの電動スライド式をチョイス。

シートのグラデーションカラーがベースカーとドレスアップスタイルの時代考証に則ったコーディネートであることを物語っている。

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フロアマットもrenomaのロゴと重厚な飾りプレートが備わった往年のライセンス製品。

メッキのペダルカバーはロンザの80’s当時物で、実際に付けるとコンディションが台なしになるためイベントでのショーアップアイテムとして用いている。

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ハチマル車や’80年代のカーアクセサリーに価値が見いだされる前に集めていたお宝コレクションのごく一部。

このアイスピード15インチ+ピレリP7の195/50タイヤこそが、オーナーとしては“本命”の組み合わせなのである。

 

芸文社 / カスタムカーvol.475

PHOTO/佐藤亮太 TEXT/コンヒデキ

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