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グラインダータトゥの輝きを長く保つ“ Gキャンディ”の秘密に迫る!

ROHAN直伝!カスタムペイント最前線!!

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協力 ROHAN ☎0743-61-5755 www.rohan-izawa.com
SIGNAL SHOW UP ☎072-727-0809 www.showup.jp
TRILL ☎049-265-4939 http://trill2011.com

カスタムペイントの技術は日々進歩しているものの、意外とその技術力の高さを認識できていなかったり……。今回はカスタムペイントの権威、ROHANの井澤代表を講師に招き、自社で開発したまったく新しいキャンディペイントについて教えてもらったぞ。ペイント技術の最前線を見逃すな!!

【講師はこの人!!】ROHAN 井澤孝彦代表

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講師はカスタムペインターとして数々の名車を仕上げてきた井澤代表。現在は奈良県にファクトリーを構え、日々次なるペイント技術の開発に明け暮れる。ボディに強烈な個性を与えるエングレービングや3Dペイントなどの技は、日本のみならず世界的に賞賛を浴びる。そんな井澤代表にGキャンディの施工と詳細を聞いたぞ!


クルマの見た目や全体の完成度を左右する“ペイント”。

人間に例えるなら、ペイント=化粧と考えるとわかりやすいかもしれない。

ボディワークを経て、カスタムの仕上げとなるペイントは最重要工程と言っても過言ではないのだ。

そして今回、カスタムカーのカバーカーを幾度となく手がけてきた世界的ペインター、ROHANの井澤代表が、塗料メーカーの重鎮・SIGNALSHOW UPとタッグを組んで開発した新塗料「Gキャンディ」を発表!

塗料名の頭に付く「G」は、井澤代表の伝家の宝刀「グラインダータトゥ」を意味し、施工面をより美麗に表現するのだ。

さらに、最新技術によって粒を細かくした顔料をベースにGキャンディを構成したことで、3年間の紫外線テストもクリア!!

これまでの染料をベースにしたキャンディの概念を覆す耐久性、耐光性、耐熱性をゲットしたのだ。

Gキャンディはカスタムペイントを施す上でも驚くべき効果を発揮する。

これまでの染料ベースだと、キャンディの上にクリア吹き→カスタムペイントという流れだったが、乾燥が早く密着性のいい顔料ベースのGキャンディは、クリア吹きなしでカスタムペイントが施せてしまうのだ。

つまり、膜厚を抑えられてスマートである上、余分な工程も省けるため、理想の表現を手に入れやすくなるってワケ。

また、より一層美しいGキャンディの仕上がりを実現するため、下塗り塗料の「Gプライマー」、カーコーティングの一流ショップ、トリルとタッグを組んだガラスコーティング剤「Gコート」、オリジナルガンも同時開発された。

ペイント〜コーティングまでGキャンディに最適なアイテムで総合プロデュースしてくれるというから嬉しいことこの上ない。

今後も、ROHANが巻き起こすカスタムペイントの躍進から目が離せないぞ!!

【カスタムペイント豆知識】染料と顔料ってなんだ?

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キャンディといえば色褪せしやすいなどのイメージを持つ人がいるが、以前までは紫外線に弱い染料ベースのキャンディ塗料が広く使われていたがゆえ。Gキャンディは、紫外線に強い顔料の粒を細かくする技術を生かして、色褪せしにくい塗料となっている。

 “Gキャンディ”はコレだ!!

顔料ベースで構成されたGキャンディは1液タイプで、専用シンナー(ファースト= 速乾、ミディアム= 標準、スロ= 遅乾)で希釈して使用する。

現在、カラーは全9色で、ナイトホークブラック、ゴーストブラック、ディープレッド、ファイアーオレンジ、ゴールドイエロー、ディープブルー、ライトグリーン、バイオレット、ホワイトを展開。

Gキャンディ(0.9kg)は各色1 万6500 円、Gキャンディ専用シンナー(3.6kg)は各7000円。

下塗り塗料のGプライマーは、硬化剤がセットになる2液のハイグレードタイプと、硬化剤なしで使える1 液のレギュラータイプを用意する。

ハイグレードタイプは、容量0.9Kg で1万2000円、3.6kg で4万3000円。

レギュラータイプは容量3.6kg で3万円の価格設定だ。

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(左から)Gキャンディ専用シンナー・Gキャンディ・Gプライマー

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(左から)Gコートスタンダード・Gコートハイグレード

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Gコートは、Gキャンディ施工後に用いるガラスコーティング剤。引っかき硬度(鉛筆法)で塗膜保護において文句なしの硬度(6H以上)をクリアし、公式の成績書も獲得している。Gコートは2種類あり、スタンダード(50ml) が1 万2000 円、ハイグレード(50ml)が1 万6000 円。

ROHANオリジナルガン

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一般的なガンは1.4㎜口径の吹き口が多いが、Gキャンディ開発と同時に製作したオリジナルガンは1.6㎜口径。均一な細かい霧が縦長の楕円形に噴出されるのが特徴で、Gキャンディやクリアの塗装に最適。持ち手などのディテールも手になじむよう細かく設計した。ガン、メーター、カップが付属して3万5000円で販売予定だ。

【Gキャンディの仕掛け人!】

GキャンディとGプライマーは、ペイント技術、多彩な経験を持つ井澤氏とオリジナルカラー開発のノウハウを持つSIGNAL SHOW UPがコラボして実現。Gコートはカーコーティングのプロフェッショナル、トリルとタッグを組み、ペイントを頑丈に保護するガラスコーティング材を生み出した。

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SIGNALSHOW UP 真野健太サン(写真左)とトリル 佐藤宏哉サン(写真右)、ROHAN 井澤孝彦サン(写真中)

問≫Gプライマー、ガン/ROHAN、SIGNAL SHOW UP
問≫Gコート/ROHAN

 

“Gキャンディ”の施工スタート!!

Gキャンディの概要を理解してもらったところで、上(ページTOP)のボンネットのように仕上がるまでの工程をチェックしよう!

今回は施工風景を分かりやすくするためにプレートを用いて4色を試してもらったぞ!!まずはプロの技を見て学んでみよう。

まずは塗装する面の下処理

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Gキャンディの名前の由来でもあり、井澤代表の伝家の宝刀グラインダータトゥを施したプレートを用意。その上からGプライマーを吹き、足付けのために磨いて細かいキズをつける。Gキャンディのノリを左右する大事な下処理だ。

塗装面の完成度を左右する希釈率を公開!

1液タイプのGキャンディは、シンナーで希釈してから塗装に移る。井澤代表の叩き出した混合比率はGキャンディ:シンナー=100:140。乾燥が早く、短時間のインターバルで塗り重ねができるのが特徴だ。

Gキャンディでグラインダータトゥを閉じこめる!

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Gキャンディはペイントの基本にのっとって、薄く塗り重ねていく。オリジナルガンとGキャンディの相性がいいため塗りムラもできにくく、塗装面のフチに塗料が溜まりにくい。そのため美麗な仕上がりが期待できるぞ。塗り重ねは通常5 〜6回が基本で、今回は6回塗り重ねた。豆知識として、キャンディは塗り重ねが少ないと緑っぽく、多いと赤っぽくなり、ほんのり赤みがある色味が塗り重ねのベストポイントなのだ。

Gキャンディ施工後の塗装面をチェック!

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【POINT!】クリアを吹く前からカスタムペイントも可能

Gキャンディの塗装が終わった状態の塗装面は光沢があり、グラインダータトゥの輝きが一層増した。と思いきやナイトホークブラックはグラインダータトゥが塗装によって隠れてしまっている……が、心配することなかれ。ブラックはクリアを吹いた後が真骨頂なのだ。キャンディの上からラインの追加やカスタムペイントをさらに施したい場合は、クリアを吹く前のこの段階で施工可能!!密着性が高い顔料ベースを用いることで得られた特性だ。

クリアでツヤ出し&深みを演出

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【POINT!】光の加減で浮き上がるグラインダータトゥ!

Gキャンディの塗装の上にクリアを吹くとツヤと深みが増し、妖艶な見た目に。さらに、光の当て加減によってグラインダータトゥが浮かび表情が変化するのだ!ナイトホークブラックの塗装で隠れていたグラインダータトゥもライトが当たると妖しく浮かび上がるフィニッシュ。光のオンオフでまったく違った表情を得られるのが大きな特徴だ。グラインダータトゥの表現をさらに前進させたGキャンディの威力、恐るべし!!

最終仕上げはGコートにお任せ!

クリアが完全に乾いたら、表面の保護のためにG コートをスポンジで塗り、ウエスで拭きあげる。かなりの硬度を誇るものの至って施工は簡単だ。引っかきキズなどからペイントを守ることで美しさを長持ちできる。ちなみに樹脂パーツやヘッドライト、ホイールなどボディ全般に使え、ツヤ出しの役割も兼ねる。これで一連の作業が完了し、ページTOPの完成形になった!

 

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キャンディペイント=色褪せしやすいってイメージを変えたかったことが企画の発端なんです。各界の一流とコラボしたことで新しい表現が可能になったと思いますね〜。最後に、Gキャンディのポイントをおさらいしとくと、
・3年の紫外線テストに耐えた耐久性
・クリア不要でペイントを重ねられること
の2点は覚えといてくださいね! 気になった人はぜひGキャンディを試してカスタムを楽しんでくれたらと思います!!

 

芸文社 / カスタムカーvol.471

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