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【DSP最新事情】さまざまなスタイルのDSPを使い分ける単体DSPと内蔵モデルを使ったシステムデザイン実践スタイル

サウンドアップの定番ユニット DSP最新事情!! DSP latest situation! no2

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各社から続々と登場するDSP(デジタル・サウンド・プロセッサー)。主に単体タイプのDSPとアンプやナビなどに内蔵されるタイプに分かれる。それらを使ったシステムデザインについて考えてみた。

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手軽なDSPアンプと拡張性に優れる単体DSP

デジタル音源が一般化した近年、音声信号を処理するデジタル・プロセッサーがもてはやされている。

DSPと呼ばれる機器には単独でDSPの機能を果たす単体モデルや、パワーアンプやナビなどに内蔵したオールインワンのDSP内蔵モデルが存在する。

いずれも一長一短があり、システムデザインに取り入れる際には悩ましいところ。

そこで今回はDSP単体モデルとDSP内蔵モデルのそれぞれの魅力や、各ユニットにとって最適なシステムデザインを紹介していく。

取材にうかがったのは多くのDSPを実践的に使い、多彩なシステムを実際に構築している東京都のサウンドプロ。

代表の竹原サンに単体/内蔵DSPのそれぞれのポイントについて話をうかがった。

ここまで読むと難しい話のように感じるかも知れないのだが、今ではオーディオシステムに欠かせないユニットになっている。

リーズナブルなものからハイエンドなものまで多彩に用意されていることもあって、自分の目的に合ったモデルが選べるようになった。

高音質でオーディオを楽しみたいというすべてのユーザーには役に立つユニットなので、ぴったりのモデルを見つけ出してシステムをデザインしてみよう。

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システムにフィットする最適なDSP選び

DSP単体モデルとDSP内蔵モデルについて、その一長一短をサウンドプロの竹原サンにうかがった。

「DSPには大きく分けて単体モデル、パワーアンプ内蔵モデル、ナビ内蔵モデルがあります。

予算やシステムに合わせてモデルを選ぶと良いでしょう。

システムデザインという面からは出力チャンネル数がポイントです。

これでコントロールできるスピーカーの数が決まりますから、フロント3ウェイ+サブウーファーを考えているなら7チャンネル〜の出力が必要です。

しかしフロント2ウェイ+サブウーファーであれば5チャンネル出力があれば十分。

次に調整能力の面ですが、モデルごとに調整ステップの幅などが異なります。

しかし調整能力は価格と比例することも多いので、自分が必要としている範囲で十分だと思います。

基本的にはなるべくいじらない方向で使うものだと考えてください」。

次にDSPのクオリティ面の違いをどのように考えれば良いのだろう。

「まず音質的な面では内部のAD、DAコンバーターの能力で大きく音を左右します。

またデジタル入力の場合はSRC(サンプリン・グレート・コンバーター)の性能でも音を左右します。

ただチップの違いだけで音を判断できないので、試聴によって判断することになるのですが」。

自分のシステムにフィットするDSPを見つけ出して、より良いオーディオシステムを作り上げよう。

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デジタルプロセッサーを使ったシステムを数多く経験している。サウンドプロ代表の竹原サン。コスパや拡張性を考えたシステム提案にも精通している。

DSP単体モデルとDSP蔵モデル

DSP単体モデル

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音声信号(アナログまたはデジタル)を入力し、プロセッサーによる処理を施した状態で、外部のパワーアンプにアナログ出力するのがDSP単体モデルだ。ユニットはデジタル・プロセッサーのみの機能しか持たず、調整機能や入出力の汎用性も高い傾向にある。

システム

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上図のようにヘッドユニットなどから入力された信号をDSPで処理、帯域分割されたアナログ信号を各パワーアンプに出力することができる。

ココがいいね!!
パワーアンプを別に用意するため、モデルや出力などを選べ、システムデザインの自由度が高まる。すべてに渡ってオーダーメイドのシステムを組めるのが魅力だ。

DSP内蔵モデル

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近年モデル数が増えている”DSPアンプ” と呼ばれるユニット。内部に複数チャンネルのパワーアンプとDSPをオールインワンしているので、ヘッドユニットからの信号をDSPで処理し、内蔵のパワーアンプで増幅して直接スピーカー出力できる。

システム

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パワーアンプが内蔵されているので直接スピーカーに接続できるため、システムはシンプルになる。

ココがいいね!!
複数のパワーアンプを設置する必要がなくシンプル。パワーアンプへのRCAケーブルも不要になるなど、低コスト化が図れる。

ナビ内蔵モデル

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ダイヤトーンサウンドナビは単体DSPにも負けないほどの高機能なプロセッサーを内蔵しているナビだ。これ一台でヘッドユニット、DSP、パワーアンプをこなしてしまうオールインワンモデルだ。DSPによるサウンド調整機能を使いたいなら、高音質&調整機能豊富なナビを導入するというスタイルもある。

2ウェイ・3ウェイ システムに合わせたDSP選び

DSPを使ったシステムで的確に高音質を狙う

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ここからはカーオーディオのシステムとしては一般的なフロント2ウェイ+サブウーファー、フロント3ウェイ+サブウーファーを例に、DSPを使ったシステムデザインについて紹介していくこととした。

DSPアンプであれば内蔵するパワーアンプのチャンネル数、DSP単体モデルであればプリアウトするチャンネル数など、システムを組む上で基本的に押さえておきたい事項も多い。

さらにDSPアンプの場合はサブウーファーを駆動できるパワーを内蔵アンプが備えているのか、さらにはブリッジ接続が可能なのかなど、サブウーファーの接続性についての違いもある。

さらに内蔵アンプをスルーするプリアウトを持っていることで将来的に外部アンプを追加することも想定できるなど、拡張性をどこまで備えているのかも見どころ。

ここでは想定されるシステムデザインをいくつか紹介する。

これらを参考にして自分のニーズに合ったシステムを構築してみよう。

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フロント3ウェイ+サブウーファーのシステム例

単体DSP利用のシステム

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DSPを使ったもっとも高度なシステムだ。8チャンネルのプリアウト出力を備えた単体DSPを使って、複数基のパワーアンプをコントロールする。外部パワーアンプは合計7チャンネル必要になるが、好みのアンプを組み合わせて使うことができるのもメリットといえるだろう。

ワンポイントアドバイス
フロント3ウェイ用に6チャンネルの外部アンプが必要になるシステムなので、高音質化にはパワーアンプ選びがポイントになる

DSPアンプ+ サブウーファー用アンプシステム

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DSPアンプの中にはブリッジ接続に対応した内蔵アンプを備えているモデルもある。その場合は図のようなシステムが可能。パワーを必要とするミッドバスをブリッジ接続して内蔵パワーアンプの8チャンネルを使い切る。サブウーファーはプリアウト出力を使って外部アンプで駆動するというシステムだ。

ワンポイントアドバイス
DSPアンプの内蔵アンプにはブリッジできるモデルとできないモデルがあるので、システムを想定して好みのモデルを選ぼう。

DSPアンプ利用お手軽システム

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フロント3ウェイ+サブウーファーをシステムするのにもっとも手軽なシステム。8チャンネル出力を備えたDSPアンプであれば、上図のようなシステムを組むことができる。サブウーファー出力はブリッジ可能なモデルであれば、外部アンプなしに接続できるケースもある。

ワンポイントアドバイス
8チャンネル出力を備えたDSP アンプはこのシステムを想定している。内部アンプのパワーやブリッジの可否、プリアウトの装備などをチェックしよう。

フロント2ウェイ+ サブウーファーのシステム例

単体DSP利用のシステム

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単体DSPを利用する場合、フロント2ウェイ+サブウーファーをコントロールするためにはプリアウト出力が5チャンネル(すべてのチャンネルをマルチでコントロールすることを想定)が必要になる。プリアウト出力を外部のパワーアンプに入力して、それぞれのスピーカーを駆動するシステムとなる。外部アンプ選びやケーブルなどを自由に選べるシステムデザインの高い自由度がメリット。

ワンポイントアドバイス
外部アンプは2チャンネル×3基や、5チャンネル×1基を選ぶ方法もある。システムデザインの自由度&拡張性は非常に高い。

DSPアンプ+サブウーファー用アンプを加えたシステム

DSPアンプの中には4チャンネル分のスピーカー出力(内部のアンプで増幅)に加えて、プリアウト出力(内部アンプで増幅しないローレベル出力)を備えているモデルもある。このプリアウト出力を外部アンプに出力しサブウーファーを駆動するシステム。パワフルな外部アンプを選べるので低音の厚みを出しやすい。

ワンポイントアドバイス
プリアウト出力を利用してサブウーファーを駆動するのだが、外部アンプに加えてパワードサブウーファーの接続も可能なので想定してみよう。

DSPアンプ利用のお手軽システム

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DSPアンプの中にはサブウーファー出力を想定した5チャンネルモデル(サブウーファー用のチャンネルのみパワーが高い)がある。このモデルなら1基で、上図のようにフロント2ウェイに加えて、サブウーファーをそのまま接続して駆動することができる。

ワンポイントアドバイス
もっとも手軽にフロント2ウェイ+サブウーファーを組むことができるシステム。外部アンプは一切不要なのでリーズナブル。

コスパを考えたシステム選択! !

DSPアンプへのハイレベル入力を活用

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純正ナビなどスピーカーケーブル(ハイレベル出力)をDSPアンプに入力する方法もある。ヘッドユニットを交換することなく高度な調整機能が手に入るシステムはDSPの入門には絶好だ。

拡張性を考えるならプリアウトの数をチェック

DSPアンプには多くの場合、サブウーファー用のプリアウトが備えられている。しかし一部のモデルには複数チャンネルのプリアウトを備えたモデルもある。これなら最初はDSPの内蔵アンプを使っておいて、システムアップ時に外部アンプを追加することもできる。

操作性にも要注目

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DSPを利用する際、多くの場合ボリュームコントロールなどをDSP側で操作する必要が出てくる。その場合に注目なのが使いやすくデザイン的にも優れた操作部。入力切り替えやプリセットのセレクトなど、多彩な機能を備えたモデルで使いやすさをアップさせよう。

 

DSPとシステムデザインに精通したショップ
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オーディオファクトリー サウンドプロ

東京都荒川区東尾久2-38-14
Tel. 03-5913-8450
営業時間: 11:00 〜20:30
定休日:火曜日、第三水曜日

今回DSPに関するチョイスやシステムデザインの実践スタイルを教えてもらったショップ。幅広いDSPを実際に取り付けているだけに、経験値も豊富でシステムへのアドバイスも的確だ。

 

芸文社 / カーオーディオマガジンvol.116

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