日本のプレミアムカーブランドの代表格であるレクサスの中でも、比較的コンパクトでスポーティなスタイリングと、ラグジュアリー感溢れるインテリアが人気のレクサスNX。
そんなレクサスNXをさらに1ランク上の存在感と、アグレッシブさをプラスする最新エアロが存在する。
それが、レクサスやポルシェといった国内外の高級車を得意とするチューニングブランドであるアーティシャンスピリッツが展開する「Sports Line BLACK LABEL」だ。
最小限の変更で最大限の効果、
フロントアンダースポイラー
NXの中でも、レクサススポーツの血統を受け継ぐFスポーツ専用のフロントアンダースポイラーは、バンパー下に取り付けるだけとという簡易的なパーツでありながら、NXが持つ本来のスポーティさを数段高い位置にまで引き上げてくれる。
元来製品のクオリティには定評のあるアーティシャンスピリッツなだけに、質感やフィット感はもちろん他に類を見ない仕上がりであるのは言うまでもない。
純正のデザインバランスを崩すことなく、絶妙にカタチ作られた形状は、純正以上の安定感とスポーティ感をプラスする。
さらに、左右のダクトに追加するLED付きガーニッシュは、丸みを帯びたフロントバンパーにエッジを効かせ、よりアグレッシブな印象だ。
そして、左右3つずつあしらわれたLEDは、低い位置に構えた純正フォグ、L字を模ったというウインカーランプと相まって、ワイド＆ローに見せる効果を発揮する。
使い勝手はそのままに魅力を引き出すオーバーフェンダー
ワイドにより安定感を増した印象を与えるオーバーフェンダーは、片側10mmワイドになり、さらに20mmフェンダーアーチを下げることができ、ボディと同色にすることで整ったエレガントな雰囲気さえプラスする。
冒頭でも触れた通り、NXは大きすぎないボディも大きな魅力であり、カスタムカーだからと、あまり大きくフェンダーを張り出させてしまうと、その魅力が半減してしまう可能性は否めない。
構造変更を必要としない、10mmに張り出しを抑え、純正と変わらない使い勝手をキープしつつ、フェンダーアーチを20mm下げることによって、SUVに有りがちな腰高感を抑制することにより、躍動感のあるフォルムを手に入れているのである。
伸びやかなスタイリングを実現
レクサスNXをよりアグレッシブなリアルスポーツSUVに仕立て上げているポイントは、フロントからサイド、そしてリヤへと繋がるボトムラインの処理である。
先述したフロントアンダースポイラーによって20mm、サイドとリヤスポイラーではそれぞれ15mmダウンさせていることで安定感を増した印象になっているのはもちろん。
フロントアンダースポイラーの両端から、サイドスポイラーの後端、そしてリヤアンダーへと行くに従い、徐々に厚みを増していく絶妙な意匠が取り入れられている。
さらに、サイドスポイラー後端をループ状にしたことで、リヤアンダースポイラーとの繋がりを持たせているあたり、実にこだわりを感じる仕上がりと言えるだろう。
大きなデザインポイントではなく、各パーツそれぞれに繋がりを持たせたことにより、安定感だけでなく、走ることをイメージさせる伸びやかな印象を与えているのである。
後続車に見せつけたくなるリヤビュー
駆け抜けていく車を目で追うとき、または、道走行しているとき、もっとも自分以外の第三者が目にする時間が長いのは、フロントではなくリヤ。
つまり、車の顔とも言うべきフロントマスクに意識がとらわれがちだが、もっとも他人が目にするリヤ周りこそ重視すべきポイントなのである。
そこでブラックレーベルのリヤアンダースポイラーは、200tと300ｈ用で2タイプのデザインが用意され、どちらも純正には無い魅力を補完してくれる。
200t用は左右分割式の2ピースとし、かなり大胆なディフェーザータイプで、アグレッシブで躍動感のある印象に。
対する300h用は、左右一体型の1ピースで、横に繋がるラインを強調することで、ワイド感と安定感を与え、よりレーシーな雰囲気を醸し出している。
これ以外にも、ルーフスポイラーやリヤゲートスポイラー、Z’s SPORTS DUAL 4本出しマフラーなど、注目パーツが満載。
大人し目なスポーツSUVではなく、よりアグレッシブに他人とは違った個性を出したい素いうNXオーナーは是非検討してみてはいかがだろうか。
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TEXT:Shingo.M
